一般的な町の歯科医院では、朝9時から診療が始まり、夜7時頃に終了となります。

 歯科業界への就職を考えている人の勤務時間は、つまり、おおよそこの時間に沿います。

 診療の30分~1時間くらい前に出勤し、後片付けと翌日の準備にプラス30分程度、実働はそれくらいでしょうか。歯科医師、歯科衛生士、助手、すべて就業時間は同程度です。

 

■基本は実働8時間

ほとんどの歯科医院では、朝から夕方までの診療時間中、一度、昼休憩に2時間程度を挟みます。この時間を含めると、医師含むスタッフの拘束時間は11時間以上になることもあります。これだけ見ると、やはり「長い」という印象です。

 

とはいえ、このような朝から夕方まで診療している一般的な歯科医院では、正社員として雇っている人(歯科衛生士が多いようです)は8時間勤務として、足りない時間は歯科助手をパートやアルバイトとして雇い、人材を確保していることが多いようです。

 

医師はどうしても1日中病院にいなければならないことが多いですが、それ以外のスタッフは必ずしもそうではありません。実働は一般的に、8時間から9時間程度でしょう。

 

■夜間の診療を行う歯科医院も

最近では、歯科医院も、患者さんの時間帯に合わせて、夜間診療を行う病院が多くなってきました。「日中は仕事で行けないから、夜に行こう」という人のために、歯科医院としても患者の数を確保したいので、ニーズに合わせて夜間の診療に対応しているかたちです。

 

こういった歯科医院では、働くスタッフも必然的に、夜7時からそれ以降まで就業することになります。今は24時間の歯科医院も、少しずつ増えてきているようです。夜に働くのは体力的にも楽ではなく、ワークライフバランスが取りにくいですが、その分、手当てがつくので、お給料は日中よりも良くなります。

 

■歯科医院で働く人たちの休日

一般的な歯科医院の休診日は、水曜日・土曜日の午後と、日曜日です。

 

これに従って、スタッフもお休みとなります。しかし、水曜日の午後は学会、研究会などの予定が入ることが多く、どうしてもそのために出勤しなければならないこともあります。

 

実質的にきちんと休めるのは、土曜日の午後と、日曜日、ということですね。

 

ただし、これは正社員雇用されている人の場合です。パートやアルバイトはシフトによって休みが決まります。フルタイムで働くとしても、週に二回はしっかり休めるでしょう。

 

その他、24時間体制の歯科医院や、夜間、土日の診療を行っている歯科医院では、勤務時間や休日は固定されていないことも多く、シフト制となっているのが一般的なようです。

 

基本的に、患者さんが来る限りは誰かが病院にいなければならない歯科医院ですが、残業はほとんどありません。診療時間を終えて患者さんを診ることもありません。また、受付の終了時間は診療終了の30分程度前などに設定されていて、受け入れをその時間で停止するので、会社員のように残業がずっとだらだらと続くという生活になることはないのです。